一般の患者さんに対して病気をわかりやすく説明しようという目的から、医学的な表現とは異なる部分も
ありますがご了承ください。
なお、ここにある説明よりもさらに詳しく幅広い情報を知りたい人は、説明文章の最後に日本眼科学会の
ホームページを学会の承認を得てリンクしていますので、そちらをご覧ください。
①白内障はどこに起こる病気?
白内障は、私達の眼の中で、カメラのレンズの役割をしている水晶体が白く濁ることで、
ものが見にくくなる病気です。カメラでいえば、レンズが曇っているので写真がとりづらい状態です。
また、窓ガラスでいえば、冬の寒い日にガラスが白く曇って、外の景色が見えなくなるような状態です。
このような、レンズやガラスが曇ることでものが見づらい状態が、私達の眼の中で起こっていると
考えてください。

②白内障の症状は?いくつになったら白内障が起こるの?
白内障になると、視力が下がったり、まぶしく見えたり、かすんで見えたり、ものが二重に
見えたりします。
多くの場合は加齢によるものですが、眼を強く打撲してケガをした人やアトピー性皮膚炎に
なっている人は
、比較的若い時期に白内障が起こってくることもあります。
遠谷眼科では、これまで20代の人から90代の人まで、幅広い年代の人が白内障手術を受けられました。
白内障は、人によって起こってくる時期も違いますし、起こる種類も違います。白内障のためにものが
見にくくなって日常生活に不自由を感じるようになったら、手術をすることを考える時だと思います。
白内障が軽いうちは、目薬で白内障が進むのを遅らせることもします。
しかし、目薬の効果はそれほど強いわけではないので、目薬をさしていても、白内障が進むのを
止めることはできません。ですから、目薬は一時的な治療であると思ってください。
③白内障の起こり方は人によって違うの?
遠谷眼科に来られた患者さんの白内障の眼の写真を、いくつか掲載します。
白内障にもいろいろ種類があるというのがわかっていただけると思います。
最後の画像は過熟白内障といって、白内障が進みすぎて黒目が真っ白になって、これ以上進んでしまうと
緑内障の発作を起こす失明寸前の危険なレベルです。
どうかここまで白内障が進行する前に手術をしてください。
核白内障(核が緑黄色に混濁しています)

皮質白内障(皮質が白色に混濁しています)

後嚢下白内障(水晶体断面図の左側中央で、後嚢下皮質が白く濁っています)

前嚢下白内障(前嚢下皮質に強い混濁があります)
過熟白内障(皮質は全体に白くなり、膨らんで、緑内障の発作を起こすことがあります。
このような場合は、放っておくと失明の危険があるので、すぐに白内障手術をしないといけません)






